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日本芸術文化戦略機構 設立

日本芸術文化戦略機構 設立に際して、歴史を俯瞰して、人類の良心とは、何かと、想いを馳せる物々交換の時代縄文より、もっと古い頃、物を渡す瞬間に、その人がどんな人柄なのか、わかる時代。たとえば、物を渡す人が、下心満載で、自らの徳だけ考え、見返りを求めて、差し出していると、たとえ、言語が存在しなくとも、その人の心の在り様は、即座に判明する。手の仕草、腰付き、眼線、息遣い、、そんな人から、物なんて受け取りたくもない、其れが、人間本来持っている真心。一方、何の利害も無く、ただ相手の役に立つ事だけを、一に想い、差し出す人は、伸びやかで、その屈託のない純な眼差しと真っ直ぐな物腰は、人の魂を魅了して止まない。まさしく、これが、人類の良心である。この、あるべき心の有様、が人類の人類たる所以である。本来、この心の有様は、人類共通の資産である。性善説など高らかに謳うつもりも無く、誰もが持っている善も悪も止揚した魂の内奥である。この魂の内奥に、芸術の住処と発露がある。この発露から発する表現こそが、文化を産む原初のエネルギーである。想えば、日本人は、この源泉を、手業として、見事に表現出来てきた世界でも、稀有な民族である。いや、唯一の人であるかも知れない。古来からの、日本の美学の変遷は、萬葉の益荒男ぶり【ますらおぶり】源氏の【もののあわれ】枕の草子の【をかし】中世になると【幽玄】【有心】江戸では、【粋 いき】【粋 すい】 【通 つう】【侘び わび】 【寂び さび】【しおり】其れが、人の所作の形になると、傘かしげ 解説迂闊謝り 【うかつあやまり】解説拳腰浮かせ 解説等世界に存在しない対人折衝の表現の発露として、厳然と異彩を放っている。この表出される所作を世界に、日本に、復古させ、真に役立てたい。我々は、この原点に鑑み、日本芸術文化戦略機構を設立する。戦略とは、人類が地球で生き続ける為の条件を整える事。その為に、選択と集中。我々は、日本の芸術 文化の一点に集中して、突き進んでいく所存です。何しろ、地球EARTHの中【EとHの間】は、ARTが、含まれておりますから。芸術が、地球の文化を創造し、新たな芸術其の物を創造する。芸術の本質は、人類共通の良心である。地球と人類と、未来の子供たちの為に。

辰巳満次郎と共に高谷秀司